経営労務監査
企業経営の三要素である「ヒト・モノ・カネ」のうち「カネ」に関する監査が会計監査であるとすると、「ヒト」に関する監査に位置づけられます。
経営労務監査の目的
経営労務監査は、「成長、変化する企業を、組織労働の運営という人的側面から評価するために、経営の内部統制システムの監査機能として労務監査を組み込むことで、法令遵守と人材マネジメントのセルフチェック機能として活用し、適切な企業の成長を支える」ものと考えています。
また、このような目的との関係で、企業のあり方やそこで働く人々について、「現代の企業に求められるもの」および「働く人に求められるもの」として、次のような点をいつも意識しておく必要があります。
- 社会的責任を担う自己統治能力(セルフ・ガバナンス・アビリティ)
- 経営管理プロセスの説明責任能力(アカウンタビリティ)の確保
- 個人として自立した社会人であること
- 自立を支える専門能力(エンプロイアビリティ)を保有すること
経営労務監査体系